地域で活かそう「繊細な子どもHSC」の基礎知識

いちょうカレッジ(大阪市教育委員会&大阪市立総合生涯学習センター主催)にて、子育て支援など地域活動に関わる方等にむけて、繊細な子どもHSCの特徴や、支援のポイントをお話ししました。

 

 

HSCとは、Highly Sensitive Child の略で、繊細な子どもとか、ひといちばい敏感な子と訳されます。 HSC は大人になると HSP(Highly Sensitive Person) と呼び名は変わりますが、中身は変わりません。

 

HSC/HSPは、

 

 D=深く処理する

 O=過剰に刺激を受けやすい

 E=全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い

 S=ささいな刺激を察知する

 

という4つの特徴(脳の特性)を持ち合わせており、小さなことを感じ取れる分強い刺激には弱いです。

 

外見でわからない上、5人に一人といわれるHSP/HSCは少数派なゆえに、その感覚を周囲に理解されづらく、「神経質」や「考えすぎ」「気にしすぎ」などマイナス評価されがちです。💦 


「HSC」「HSP」という言葉を始めて見聞きする方はコチラもご覧ください。

   

HSP(おとな)セルフテストとDOESについて解説

『【とよなかHSP情報会】知るところから始めよう!』

 

 HSC(子ども)セルフテスト、NHKで放送されたHSCの番組

【とよなかHSP情報会】繊細な子どもHSCってどんな子ども?

 

HSCってこんな子ども・講師のこども時代の話

 『ひといちばい敏感な子・敏感な人』

 

 


繊細な子ども:HSCにとって、自分を出せる・自分の感性を受け入れられる・自分の感覚を理解してもらえる環境は、とても大切です。

 

環境からの影響を受け取りやすい=環境感受性が高いHSCの子どもたちが、良い環境に恵まれなかった場合、のちのちの人生にも悪影響をおよぼしてしまうかもしれません。

 

 

しかも、子ども自身がその環境を変える=「理解ある大人を探して一緒に暮らす」とか、「理解のある学校に転校する」のって、不可能に近いですよね。💧 

 

そこで!

💪地域の力💪がとても重要です。

みなさまのお力をお貸しください。🍀 

HSCの子どもたちの心の安全基地になってください。💕

 

とお伝えしました。

 

 

また、「このお子さん、もしかしてHSCかも!?」 子育てに苦戦されている親御さまと接点を持たれたら、傾聴・共感ののち、HSCの特性を知るために教えて差し上げてくださいと、大阪市立図書館所蔵のHSP/HSC関連書籍をご紹介。 

 

より具体的な情報提供に役立てていただきたいと、会場の一角に熊川所蔵HSC関連書籍7冊を並べたところ、ほとんどの方が手に取ってご覧くださるなど、積極的に学ばれようとされる姿勢に感銘を受けました。

 


お招きいただいた大阪市立総合生涯学習センターさま、ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

HSC・HSPの概念が、家庭・学校・地域・社会に根付きますように。🍀

 

豊中市登録市民公益活動団体 ほくせつマメの木 副代表

【とよなかHSP情報会】担当 熊川サワコ (HSC子育て経験ありHSP)